「スーパー戦隊が終わる」その一文に、涙が出た

10月30日、スマホに表示された速報を見た瞬間、体の感覚がふっと遠のいた。
【テレ朝、「スーパー戦隊シリーズ」終了へ】夢の中にいるようだった。
翌朝、テレ朝以外の情報番組でも取り上げられているのを見て、「これは夢じゃない」と実感した。
会社のデスクに座った瞬間、抑えていた何かが崩れて、涙が止まらなかった。
私はスーパー戦隊と一緒に育った。
戦う勇気や、仲間を信じる心は、ヒーローたちが教えてくれた。
春になれば新しいヒーローが登場する、その“当たり前”の終わりを突きつけられた。
この喪失感は、「推しロス」なのかもしれない。
心にぽっかりと穴が空いたようで、自分の軸が一瞬揺らいだ。
その週は全日本大学駅伝のため放送休止。
翌週にはメインヒロイン降板のニュースが追い打ちをかけた。
放送された映像は、出演シーンを切って尺を調整したような編集。次回予告もなかった。
Xには制作陣への感謝と労いの言葉が溢れ、「誰よりも苦しいのは現場だ」とみんな感じていた。
スーパー戦隊が50年続いたのは奇跡だ。
その奇跡を支えていたのは、作り手と見守る人たちの情熱と愛。
私もそのひとりだ。
彼らが残してくれたものを信じて、研究を続けている。
だからこそニュースを見たとき、自分の歩いてきた道まで否定されるようで、涙が出たのだと思う。
ヒーローがいない未来なんて、想像できない。
でも、そう思えるうちは、彼らはそばにいてくれている。
この気持ちが私のなかにある限り。
【うえぽん】

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