あなたの心に届けたい言葉詩人=大野弘紀
「ひだまりのなかで」
降り注ぐ葉の音で目が覚めて
日だまりの中で起き上がる
木々の間から日差しがこぼれて揺れる葉がカーテンのよう
光が差す空さえぎった手入り込む影
聞こえたのは鳴き声見上げれば飛んでいる鳥
見上げた空には取り残された雲一枚の羽根
白い雲 眩い光泳ぐ風 揺れる羽根
風が吹けば花の音はせせらぎ流れるように散っていく花びら
――それは桜の木
空は煌めくような花びらは降り注いで光が散っていく
風に吹かれて桜は散っていく光に包まれて地面に落ちた
どこか寂しげなうたのように
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音楽と私 「キャンドルナイト」
けんこーかぞく・第36回
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