今まで大地震や豪雨、大雪などの災害が発生するたびに、ガソリンや暖房用の灯油を求めるたくさんの被災者がガソリンスタンドに殺到しました。行列を作って長時間並んでも、交通網の断絶によりガソリンや灯油が製油所からスタンドに届かず、品切れとなって給油できない事態も繰り返し起きています。昨年の台風15号では長期的な停電により、千葉県内の多くのガソリンスタンドが営業を停止しました。石油製品は、食料品や飲料水のように簡単に「備蓄」することができません。そこで災害発生時の「安心」のために、車の燃料メーターが半分程度になったら満タン給油を心がけ、暖房用の灯油は1缶余分に買い置くことを心がける「満タン&灯油プラス1缶運動」が提唱されています。ただし、ガソリンは法律上、ポリ容器では販売できません。また、セルフのガソリンスタンドでは、消費者自身がガソリン携行缶に給油することが禁止されています。安全上の観点から携行缶によるガソリンの保管は控え、車を満タンにすることをお勧めします。灯油はポリ容器で保管することができますが、ポリ容器自体も経年劣化します。5年を目安に買い替えることが推奨されています。灯油の保管は、「火気のない冷暗所」で「しっかりと密栓」して貯蔵することがポイントです。ガソリンが満タンであれば、車内でラジオが聞け、スマホの充電や冷暖房が使えます。コロナ禍のなかで、車が避難場所としての貴重なプライベートスペースになるのです。「満タン&灯油プラス5缶運動」の詳細は、全国石油商業組合連合会のホームページをご覧ください。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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