100歳を超えた人生の生き字引き、うめじいちゃんとはつねばあちゃんがあなたのお悩みに答えます。
【じゅんじゅんさんの質問】なぜ春になると眠くなるのでしょうか?
【うめじいちゃんの回答】 春は目覚まし時計が鳴ってもボーっとしたり、ウトウトしたりするのう。「春眠暁を覚えず」とも言うしのう。さて、体内時計について話そうかの。脳の視床下部の視交叉上核が光刺激によってメラトニンと呼ばれるホルモンが出て、睡眠と覚醒をコントロールしているのじゃ。自律神経も体内時計と連動していてのう。体内時計は24時間より少し長いのやが、朝日を浴びて体内時計をリセットしているんじゃな。春は朝に副交感神経から交感神経優位な状態に切り替わりにくいのが「春眠、暁を覚えず」の理由じゃのう。また、この時期は新陳代謝が活発になるそう。血液が行き渡り、皮膚や髪を作り替えたり、食欲が増進し血液が胃腸に集まり消化吸収活動をするため、脳に血液が行かず、エネルギー不足になり眠くなってしまうそうじゃ。さらに、激しい気温差に合わせようと多くのエネルギーを消耗するらしい。眠いのは時期的なもんで気にすることはないぞい。食べる寝るも好きにするとよろしかろう。そうじゃな、すっきり起きるには、ハーブティーなど香りの力が役立つぞ。また、ビタミンB1を多く含む食品がよい。脳のエネルギー源はブドウ糖で、糖質を効率よくブドウ糖に分解し、エネルギーに変える課程で必要な栄養素なんじゃ。
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けんこーかぞく・第32回
「科学絵本で『なぜ?』にふれる」
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