新年、あけましておめでとうございます。 みなさん、子どもの頃、お正月はお年玉をもらうのが楽しみでしたよね?現在のようにもっぱら、子どもにお金をあげるようになったのは昭和30年代後半(高度経済成長期)のようです。お正月というのは、新しい年に新年の神様である「年神様」を家に迎えて、もてなし、見送る行事でした。「年神様」から、その年の生きる力や気力である「魂」を分けていただくのだそうです。鏡餅には、その「年神様」の「魂」が宿るといわれています。「年神様」の「御魂」が宿る餅玉を「お雑煮」にして食べる習慣があるのですね。餅玉を食べることは「魂」を取り込むことになるのです。この「御年魂」が「お年玉」と表記されるようになったのは「玉」には「魂」という意味が込められているからです。日本人は無宗教の方が多いのですが、同時に多神教でもあるのではないでしょうか。神仏ともに信仰し、万物に神が宿るとも考えられます。ちなみに、お年玉袋のことを「ポチ袋」というのはどうしてでしょう。『語源由来辞典』によると「ポチ」は関西の方言で、芸姑や茶屋オンナなどに与えるご祝儀のことだったそうです。ひじょうに少ないことを意味する言葉として「これっ【ぽっち】」も使われますが、「ポチ」には「小さな点」や「ほんのわずかな金額」という意味もあるといいます。最近では「お盆玉」なんていうものまであるようで、おじいちゃんやおばあちゃんたちは、孫には会いたいけれどお財布の中身がたいへん……なんて意見もあります。お金のやりとりであっても、由来を知ってみると、日本らしさが感じられて、少しおごそかな気持ちにもなりますね。【Kuri−chan♪】
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