今回は表題にあるように、社会で起きている事象に対して、私(尾舘)が疑問に思っていることについて記事にしていきたいと思います。様々なご意見やご感想があると思いますが、あくまで一個人の問題提起になりますので、ご理解ください。
<飲食店の時短営業って本当に感染拡大防止になっているの?>
さいたま市は、埼玉県より「まん延防止等重点措置」の適用地域として指定をされ、市内の飲食店に時短営業を要請していました。ここで議論となっていることの一つに、1時間早めた時短営業をすることでどのくらい感染拡大が抑えられるのか、科学的な根拠が不透明であるということが挙げられています。その他にも、私が実体験として感じていることがあります。それは、営業終了時間の間際に飲食店に来店する人が増えて、その瞬間の人口密度が高くなるということです。そのため、むしろ時短営業は悪影響なのではないかと疑問に思っています。当然ですが、夜ご飯は夜に食べるため、外食をするなら夜に来店します。その中で、いつもなら23時に牛丼店で食べる人も、時短営業下では、20時前に来店することになります。つまり、その時間の駆け込み需要が高くなるのです。もし仮に、深夜営業をしている飲食店があったとしても、基本的に深夜帯は来店者も少なく、店内の人口密度が低いです。深夜の牛丼屋が満席になっているのを見たことがありますか。私は、実際に行ったこともありますが、席に座れないことはありませんでした。深夜も営業している飲食店があることで一定の時間に人が集中することを抑えているのではないかと思います。 また、市民といっても全員が昼間の仕事をしていて、夜に自宅で料理ができるわけではありません。夜勤をしていて、深夜の休憩時間に飲食店に入り、ご飯を食べて休憩をとっている人もいます。施策を考えている行政の職員や政治家は、このようなライフスタイルがあることを知らないのでしょうか。そうした人は、コンビニで買って野外で休憩しろというのでしょうか。多様な働き方がある社会にも関わらず、昼間の人しか見ていない施策と言わざるを得なく、全く理解ができません。
<首長の多選(4期目以上)って良いの?>
さいたま市長選挙(5月23日投開票)が近づいてきましたので、多選について触れたいと思います。まず初めに、私の立場としては、多選を一概に悪いと考えていなく、柔軟に考えていけば良いのではないかと思っています。ただし、現在のさいたま市長の清水勇人さんは、過去に多選について自粛をすべきという「多選自粛条例」を自らの公約に掲げて議会に提出したものの、否決された経緯もありました。また、前埼玉県知事であった上田清司さん(現参議院議員)も自ら率先して「多選自粛条例」を制定したにも関わらず、4期目も立候補し当選を果たしました。こうした首長の考え方は、時が経つと変わることもありますが、政治家としては、あまりにも言葉が軽いのではないかと感じてしまいます。また、地下鉄延伸についても、毎回の選挙で言及をしていますが、結果が伴っていないように思います。では、なぜこれまでも多選(4期目以上)を自粛することの是非が問われていたのでしょうか。多選を自粛することでのメリットデメリットを表にしてまとめてみました。
多選を自粛することについて
メリット
デメリット
首長による行政の独裁・私物化・議会との馴れ合いを防ぐ
長期計画を立てて実行に移しにくい
新しい首長に入れ替わることで、職員のマンネリ化を防ぎ、士気が高まる
最終任期(3期目)の権力が弱くなる
メリットについては、文字通りの意味で理解ができると思います。一方のデメリットについては、3期目以降に就任しないことを初めから分かっていたら、議会や職員に対しての発言力が弱くなる可能性があるということです。こうして、任期の終わりが近づいた役に立たない存在を「首長のレームダック化(死に体)」と表すことがあります。以上のように、多選の自粛については一概に論じることができませんが、私たち有権者ができることは、その時の候補者と社会状況を鑑みて、支持したいと思う候補者に1票を投じることです。(尾舘祐平)
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