4月の夜は西の空がにぎやかです。日没で現れる明るい1等星は7個もあり、線で結ぶと、冬の大三角や冬のダイヤモンドと呼ばれる三角形や六角形になります。今年は、火星も一緒に輝きます。最初に沈むのはオリオン座。太鼓に見立てられ、つづみ星とよばれていました。くびれ部分は、等間隔に美しく星が並ぶ「三ツ星」です。空に昇って来るときも真東から縦に、三星が順に出てくるので、古くから船乗りには方角の目あて星とされてきたようです。東の空では、北斗七星から延びる春の大曲線が見えるようになってきました。頭上には獅子の大鎌がよく見え、しし座がゆうゆうと座っている姿が浮かび上がっています。夜空には、航海の目あてとなる星が古くからあります。例えば、北極星は地球の地軸の延長上、つまり天の北極で輝いているので、時間が経っても季節が変わっても、真北の空で動かずに北の方角を教えてくれます。ただ、天の北極の位置は2万6千年周期で移動しているので、目に見える星がそこにない時代もありました。3万2千年前は、3等星の少し暗い星が天の北極で輝いていましたが、それでも北斗七星から見つけ出せました。古代の人々も同じように工夫し、探し出したのでしょう。そういえば、星は占いにも使われますね。星はいつだって何かを導いてくれます。それは方向だったり未来だったりします。それらが私たちの頭上を取り巻いているなんて不思議ですね。【さかい】
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