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まちづくりユニット「まちあわせ」により岩槻のさまざまなまちづくりを紹介するこちらのページ。
今回私たちも企画運営に携わっているは「いわつき小商いの学校」について紹介します。
11月から、岩槻駅前の岩槻駅東口コミュニティセンターワッツルームAで「まちで始める小さな副業 いわつき小商いの学校」が始まります。
こちらはさいたま市主催、まちを面白がる部@岩槻が企画の連続講座。
自分の趣味や特技を活かして、まちの中で少しだけお金も稼げるという小さな商い「小商い」の作り方を学ぶ企画です。
企画運営を行う、「まちを面白がる部@岩槻」は、岩槻のまちづくりに関心がある有志が定期的に集まってまちづくりに関する情報交換や意見交換を行っているグループです。
「イベントでコーヒーを淹れてみたい」「得意のオリジナルパンを販売したい」「自家栽培で採れた野菜で創作スイーツを作りたい」「趣味のチラシ作りを地域の中で役立てたい」「皮小物を作って販売してみたい」などなど、自分のやりたかったことを小さく実現するのが「小商い」です。
「起業」と言われるとハードルが高いけれど、自分サイズで始めることができる「小商い」なら、空いている時間を使って気軽に始めることができます。
そんな小商いの作り方を学ぶことができる連続講座で、老若男女問わずにご参加いただけます。
講師はさいたま市南区で100歳まで働けるものづくり工房「BABAlabさいたま工房」を運営している桑原静さん。
桑原さんはBABAlabの運営だけではなくコミュニティビジネスサポートセンターの副代表理事でもあり、数々の起業支援やビジネス支援を行っています。
11月2日の14時から、小商いの学校のキックオフ講演会「あなたの『好き!』『得意!』を形にする『小商い』の始め方」を岩槻駅東口コミュニティセンターワッツルームAで開催します。
そしてその後は11月から1月にかけて4回の連続講座を開催して、小商いの作り方を学びます。
自分のやりたいアイディアがある人だけでなく、アイディアはないけれど、「何かやってみたい」という人も大歓迎。
参加無料・申込不要ですので、まずはキックオフフォーラムに気軽に来てください。
「小商いの学校」は「キックオフ講演会」と「連続講座」から構成されています。
キックオフ講演会は11月2日に10時から岩槻駅東口コミュニティセンターワッツルームAで開催します。
講師の桑原さんから、今なぜ小商いが求められているか、各地での事例、さらには地域とのつながり方などをお聞きします。
さらに岩槻で実際に小商いができる場所を運営している岩槻家守舎の木津大輔さん、えしかる岩槻の石井本美さんにもご登壇いただき、岩槻のイベントの紹介や小商いの場作りについてお話を伺います。
キックオフ講演会のあとの11月12日より、引き続き桑原さんを講師に招いて連続講座が開催されます。
連続講座は全4回で「小商いを知る」「小商いを考える」「小商いを深める」「小商いを発表する」という構成になっています。
初日は「小商いを知る」をテーマに自分に合った小商いの見つけ方や始め方など、小商いの基本について学びます。
また、講座以外にも事例紹介としてハンドメイド品の制作と販売を行っている「しーがるず」、無農薬野菜を販売している「季楽庵」、の方をお呼びして、実践者から小商いのお話も伺います。
2日目の「小商いを考える」では、ターゲット設定や商品についてなど、より実践的に小商いについて学びます。
事例紹介も行われ、シェキッチンで週に1回クロワッサンカフェをオープンしている「Flour」の方お呼びしてお話を伺います。
3回目は「小商いを深める」をテーマに自分の小商いプランを作成し、参加者同士で意見交換を行います。
そして最終4回目には「小商いを発表する」として、自分の小商いプランを発表します。
最終日には岩槻のまちづくりの関係者なども招き、連続講座終了後の小商いの展開についても考えることができる、実践的な4日間の講座となっています。
開催日時は11月12日、11月19日、11月26日、1月25日(時間は10時から、4日目のみ13時から、会場はすべて会場は岩槻駅東口コミュニティセンターワッツルームA)
ご興味ある方はぜぜひご参加ください。
<お問い合わせ先 >
担当:さいたま市 都市戦略本部 未来都市推進部
048・829・1871
小商いの事例紹介
小商いは実際にはどのように行われているのでしょうか。
小商いの学校に事例紹介として登場する2組の活動について紹介します。
●しーがるず
岩槻で採れる木や植物を使ってさまざまなグッズを作る小商いを行っている「しーがるず」は同じフリースクールに通うお母さんたちのグループです。コキアや棕櫚(シュロ)などの植物を使い「ほうき」や「かご」などを制作してきました。
最初は子どもたちを待つ時間を使って何かできないかと考え、たまたまモノづくりに関心のある人が多かったことから始まった活動でした。岩槻はいろいろなところに自然が残り、まちを歩くことでたくさんの「素材」に出会うことができると言います。それらの素材を使って3人のメンバーでいろいろなものを作り、現在はそれをフリースクールのイベントなどで販売するようになりました。
お金が目当てで始めた活動ではなかったのですが、やはり商品が売れると嬉しいとのこと。制作も販売もみんなで一緒にやっているから楽しいと言います。
最近では綿を取り入れたり、制作の幅もどんどん広がっています。
●季楽庵
「季楽庵」を運営する須藤さんは、仕事をリタイアした後に岩槻区内の畑で無農薬の野菜を作り、地元のマンションや地域のマルシェなどで販売しています。
畑を始めたのは仕事をリタイアする前から。
使っていない場所があるから使って見ないかと声をかけられたのが理由でした。畑は独学で学び、リタイア後に別の農園で働きながら自分の畑でも野菜を作っていました。
そんなある日、農産物直売所で販売してみないかと誘われたのが小商いの始まりでした。
その後はイベント出店やマンションでの販売を行いながら、「無農薬」ということで重宝がられて地元のお店に野菜を出荷するなど、現在は売り上げも順調に増えていると言います。
講師の桑原さんからのコメント
「小商いの学校」では、自分の好きなことや得意なことを地域で「商い」として活かしてみたいという人たちに向けて、商売の始め方や企画のつくり方が学べます。
自分の持っている能力や想いを棚卸したり、地域で活動している先輩からの話を聞いたりしながら、少しずつ自分だけのオリジナルプランをまとめていきます。
創業や商売というとハードルが高く感じられますが、自分の身の丈にあった「小商い」としてプランを考える場です。やってみたいことはあるけれど、まだはっきりしていないという人でも気軽に参加できる内容になっています。
(文 まちづくりユニットまち・あわせ 秋本 創)
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