ま ち づ く り ユ ニ ッ ト「 ま ち あ わ せ」

「部活商店」のコンセプト
岩槻区本町4丁目1の7にある「シェアキッチンChatora&Co.tora」をご存知でしょうか。
6月号でもとりあげたように、さいたま市リノベーションスクール@岩槻の第1号案件で誕生したお店で、現在1階はシェアキッチンとして、2階はギャラリー&レンタルスペースとして「岩槻家守舎」が運営しています。
その場所をお借りして10月からはじまったのが、リノベーションスクール@岩槻3期生で立た「部活商店」の「部活Bar」。
株式会社なかにわBASEが、土曜日の18時~22時まで、毎週違う内容のお店を営業しています。
「部活商店」の事業コンセプトは『「好き」をシェアしよう』。
自分の趣味や得意なことを、まちの人たちにもシェアして楽しめる場づくりをしています。
趣味の活動は公民館などでもできますが、販売や出店も可能にすることで活動の幅も広がり、活動資金をつくりながら継続的に趣味の活動を極めたり発展させたりできるところがポイントです。
自分ではただの趣味と思っていても、他の人には価値のあるものを生み出していたり、部活動として取り組んでいくことで、それまでにない新しい価値
や商品の開発にまでつながる可能性もあります。
そのことがまちの資源の発見や経済の循環、まちの価値を高めることにもつながればなおよしです。
そして何より、その趣味ややってみたいことを一緒に実現していく仲間がいれば、もっともっと暮らしは楽しく、生き生きとしたまちになっていくのではないか、そんな思いで場づくり、お店づくりをしています。

では、この「部活商店@Chatora」では、具体的にどんなことをしているのか、どんな活動をしていく予定なのかご紹します。
第1土曜古書古書Café&Bar
このページのもう一人のライターをつとめる秋本は、大の本好き。これまでに読んだ本のことを語り出したらとまらないくらいの知識と熱量です。
いつか古本屋さんをやってみたいという夢があり、まちのコミュニティスペースをつくりたいとも思っていた彼がひらめいたのがこのお店。
自分のおすすめの本を紹介して、ゆっくり読んでもらったり、本について語り合えるスペースづくり、素敵な読書時間を提供できるお店づくりでした。
 食べ物は、本を読みながら片手で食べられるものしか出さないというこだわりで、今はホットサンドや野菜スティック、珈琲やアルコールの提供をしています。
オープン初日、店内カウンターには、読書は苦手という人にも読みやすいおすすめの本がポップつきで並べられていました。
初来店の方は、本が好きで、よく大宮や他の地域にある本のコミュニティスペースに通っていたけれど、岩槻にもこういうスペースができると聞いて、嬉しくて来てみた、という方でした。
 また、この日は絵本の朗読を練習中という方も訪れ、即興で朗読も披露。居合わせたお客さんが拍手をし、そこからおしゃべりに花が咲くといったシーンもありました。
黙って読むもよし、おしゃべりしてもよしで、とても居心地がよかった、という感想が聞かれていました。
古物商の免許も取り、12月からは古本販売も行う予定です。
また、読書会なども開催して、本が好きな人同士での情報交換なども行いたいと考えています。
本が好きな人、本を読んでみたいけれどどんな作品から読めばいいか分からない人、本の話をしたい人、老若男女問わずにどなたでも大歓迎のブックカフェです。

第2土曜やさい部(料理開発部)
岩槻の畑でその日に採れた旬の野菜をつかって、みんなで料理をして食べることを楽しむお店です。
現在は始まったばかりなので、おとなひとり1000円、こども300円程度で誰でも参加できるようにしています(飲み物代別)。
やさい部発足のきかけは、無農薬にこだわって野菜をつくっている「喜楽庵~裕かな実り」さんの畑のお手伝いをさせていただいた時、その美味しさに感動するとともに、形が悪いからと出荷できない野菜があることを知り、もったいない!と思ったことでした。
また「みんなでつくって食べることの幸せ」。
これが私の中で、幸せを感じる瞬間の1つだったので、そんな幸せを分かち合える場づくりをしてみたいなぁと思ったことも大きな理由です。
 すでに2回やってみましたが、参加してくれた人のアイデアで次々と美味しい料理ができていき、つくり終わって食べる時には親戚のような雰囲気になっているのがとても面白いです。
2回目には3人のお子さんも参加してくれて、大根と小麦粉を混ぜて味付けし、それをタコ焼き器で焼いて韓国のりでまいて食べるという、何とも斬新な料理も開発されました。
「これ、岩槻で食べ歩きできる名物になるんじゃない?」と盛り上がり、いつか子どもたちと実現したいなと夢が膨らみました。
料理が好きという方はもちろん、お料理が苦手という方も、料理の腕が磨けるし、自分の料理に飽きてしまった方もバリエーションが広がるのでとても面白いと好評です。興味のある方はぜひご参加ください。

第3土曜なかにわBar
この日は、運営会社であるなかにわBASEメンバー主催の企画や、1日部長として何かやってみたい、という方とのコラボ企画を展開できる日にしています。
10月11月は、「岩槻で何かやってみたいことがある人の集まりBar」をやりました。
その時に、シェフをやっている友達と一緒に飲食店の開業を検討している、いう方が来てくれて、1日限定ではありますが、「Italian restaurantLovers
」が実現しました。
また、栄町通りにかつてあったお店でよく食べていたという焼きそばを再現したいという夢をお持ちの方と一緒に、焼きそばづくりにもチャレンジ。
今後もワイワイ続けてみることになりました。
12月には、9月号でお伝えした「小商いの学校」の受講生の方の企画で、クリスマスイベントも開催予定です。
このように、何かをやってみたい、という方のチャレンジを応援できる場として、岩槻を楽しく盛り上げていけたらと思っています。
何かやってみたいという方はぜひ土曜日のどこかで遊びにいらしてみてください。
(第4土曜に変更の可能性あり)

第4土曜GAME BAR(ゲーム開発部)
とある日のChatoraにて、どんなBarがあったら楽しそうかなぁと話していて出てきたのがボードゲームを楽しめるBarでした。
流行りのボードゲームに加えて、自分の好きなゲームをシェアして楽しめる場にできたら楽しいかもと誕生しました。
一番最初にやったのは「Ito」というゲームで、競い合うのではなく、参加した人みんなが協力して正解を導き出すタイプのカードゲームで、はじめて会った人同士でも楽しめるものでした。
 そして、今旬なボードゲームが健康麻雀です。
健康麻雀は「かけない・飲まない・吸わない」と一般的に言われる健康的な麻雀のことですが、GAMEBARではお酒だけは楽しめるようにしています。
麻雀は、頭も手先も使うということで、健康によいともされています。
また、世代を超えて、語り合いながら楽しめるとてもよいツールでもあります。
「やりませんか?」とお誘いしてみると、「久しぶりにやりたい」「やったことがないけどやってみたかった」という方が多く、盛り上がってきています。
懐かしのファミコンや若者がやっているゲームをみんなでやってみる企画も楽しそうですし、そのうち自分たちでゲームの開発もできたらいいなと企んでいます。

部活動をつくりたい方も募集中です
以上は、土曜夜の「部活Bar」の紹介ですがChatoraの2階Co.toraを使って部活動をはじめたい方も募集中です。
10~13時、14~17時、18~21時の時間帯のどこかを選んで毎週借りて月3000円で始められます。
現在は、短歌をつくりよみあう「短歌部」、様々なテーマでおしゃべりを楽しむ「よりあい同好会」が発足しており、「茶道文化研究部」も準備中です。
誰とも共有できずにいた趣味や、置き去りになっていたほのかな夢、おしゃべりの中で出てきたアイデアなど、ぜひ部活商店で実現してもらえたら嬉しいです!
それぞれの活動の様子や予定はこちらのInstagramで発信しています。
お問い合わせはInstagramのメッセージかメールでお問合せください。
bukatsusyoten@gmail.com
文 まちづくりユニットまち・あわせ
佐藤美和

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