ユニセフによると、550万人ものウクライナの子どもたちが学校に行けない状況にあります。学校自体も爆撃対象となっており、登下校時の子どもに対して射撃するようロシア軍内で命令が出ているという情報もあり、すでに200人を超える子どもがロシア軍の攻撃で命を失いました。ウクライナでは人口の4分の1にあたる1100万人が家を追われ、700万人は国内で避難しており、その中の250万人は子どもたちです。さらに約20万人の子どもたちが、ロシアに連れ去られたとも言われています。爆撃が続くマリウポリにも多くの子どもたちが残されており、150万人ものウクライナ人は水道水がない環境下におかれています。マリウポリの製鉄所の地下で生活する赤ちゃんのオムツがなくなり、代わりにビニールを巻かれているニュースを見て、『戦争は女の顔をしていない』という漫画を思い出しました。この漫画は、ノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが書いた原作を日本で漫画化したものです。第二次世界大戦中、ロシア軍には100万人を超える女性兵士が従軍しました。看護兵や洗濯兵だけでなく、銃を持ち狙撃兵としてもドイツ軍を相手に活躍しました。若い女性兵士たちも男性兵士とまったく対等に扱われ、生理用品すら支給されず、行軍のあとには血の跡が残ったというシーンがありました。戦争が起こると、犠牲になるのはいつも弱い者たちです。先月号でご紹介した坂本龍太朗さんは、ウクライナに対する支援を続けていますが、最近は医療物資支援の要請が多いそうです。4月中には皆さまからの寄付で620万円分の医療物資をウクライナに送付できました。その中には「緊急避妊薬」もあったとのこと。その理由を考えると本当に悲しいです。ぜひ、引き続きのご支援をお願いいたします。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
◎寄付口座スルガ銀行 静岡東支店普通預金 2470462サカモト リョウタロウ
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