ギリシャのエーゲ海に浮かぶサントリーニ島へ行ったのは2度目でした。この島へ最初に行った理由は「犬にやさしく接している国」に行こうと思ったからです。サントリーニ島では犬を尊重して基本的に飼い犬もノーリードで過ごしています。犬たちは目印にバンダナと迷子札を付けています。人間の意向を押し付けられることなく暮らしており、野良犬も飼い犬も走り回ったりはせずのんびり歩き、自分たちの好きなように過ごしているのです。5年前にも伺ったお店のオーナーに犬との暮らしについて尋ねると英語で「Free!」と一言。オーナーは「リードをしていると行きたいところに行けずストレスがたまる。自由にさせてあげるだけで犬はハッピー、みんなもハッピーさ! ストレスがないからほとんど寝て過ごしているよ」と教えてくれました。 ヨーロッパでは基本的に、犬を閉じ込めたりはしません。犬たちは本当に落ち着いていて、好きな場所へ行き、好きなところで寝て、好きなときにご飯を食べて、穏やかでのびのびしています。アニマルライツ(動物の権利)を尊重するPONOPONO犬育ての川上さとえさんも「ストレスのない環境では、犬は落ち着いて状況判断できるので、適切な行動をしやすくなり、変に興奮したり、過剰反応したりしにくくなる」と述べています。こちらが教えなくても、犬は自分で学んでいくことができます。そのような環境で育った犬は、判断力も高く、人間社会によく適応した穏やかな性格になります。私がサントリーニ島で学んだのは、いかに環境や接し方が大切かということ。トレーニングやしつけだけでは実現できないことかもしれません。もし犬との関係がぎすぎすしているのならば、環境や接し方を見直し、まずは犬にも人にも自分にも寛容になってみるところから始めてみましょう。
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