ココロとカラダの薬箱「こころの相談室」 「子どもの体験格差とわくわく体験」

NPO法人親子ふれあい教育研究所(岩槻区)では、「子ども食堂」を利用する県内の小学生(高学年)を対象に参加費無料の『わくわく体験』を始めました。
当事業は、2年間、「子供未来応援基金(独立行政法人福祉医療機構)」の支援を受けます。

子ども食堂は貧困家庭の子どもが利用すると誤解されている方もいますが、そうではありません。
共稼ぎ家庭・母子家庭・家族介護、他にも様々な子どもと保護者が利用します。
又、食事の提供以外に『学習支援』を行っている所もあります。「親子ふれあい」でも新たに大学生を講師に『無料の学習支援(無料塾)』を始めます。
現在、大学生の有償ボランティア講師(時給1200円)を募集中です。良き兄、姉として小学校高学年~中学3年生の宿題を見ます。
連絡先は、048-756-4657(親子ふれあい)。
 

本題に戻ります。
昨今、家族旅行や遊び、自然体験、塾など学校外の活動経験が叶わないために共通の話題に入れない子供がいます。
日本経済の低迷により生じた「経済格差」のしわ寄せが子どもにも及んでいます。
表面的には豊かに見えるわが国ですが、7人に1人が年収200万円前後の家庭の子どもです。
一方では、こどもの「体験格差」は、保護者の経済状況ばかりが原因ではない。
昭和時代とは異なり現在は大半が共稼ぎ家庭です。
子どもを連れて行きたくても時間的余裕がない。
日々、精神的・体力的に疲れ切っている保護者も多い。
子どもにとって、人生で最も楽しいのが児童期です。
こころに残る楽しい思い出作りの手伝いをしたいと1日野外活動「わくわく体験」を企画しました。
県内210か所の小学生(希望者)を卒業までに1回は体験させたい。
しかし、同事業を継続するためには資金が必要です。
『(仮称)一般社団子供わくわく体験基金』を設立します。
当資金は、同様の事業を始める方々の「設立支援」にも使われます。 

【NPO親子ふれあい教育研究所代表・藤野信行】 

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