ココロとカラダの薬箱「こころの相談室」 「誰もが被告席に座る可能性がある。」(続編)

結論から言えば、原告のHが私への告訴を取り下げた。
当たり前である。
保険会社の担当Nと原告のHとの話が物別れに終わった。
二人の話の内容も経過も詳しく知らない私が、被告人席に座らされた事実が残った。
私は最初から示談で済ませたかった。
保険会社からは、双方の責任を5対5で始めると聞いた。
早く終わらせたいので私の責任は6で良いと言った。
何しろ被害額は30万円です。
Hが何故告訴に及んだのか今もって理解しがたい。

事故当日、9月7日の18時30分。
日の入りは18時。薄暗くはあるが真っ暗ではない(気象庁に確認した)。
相手(女性)にウインカーが見えましたかと尋ねると、前方の車に気をとられ気づくのが遅れたと謝罪された。
私にも責任があると言った。
穏やかに話し合い、双方が謝り、警察官に言われたことを確認し握手をして別れた。
 この話は事実であるが、相手が言っていないと言えば証拠はない。
しかし、私に怪我がないかを何回も確認された方が、(告訴)するとは思えない。
本人の意思とは違う何か別の力が働いたか。 

Hの告訴取り下げで、
私なりに今回の事態を改めて整理してみた。
そこで気づいた。NからHとの話が物別れになり裁判になる。
私に協力してもらいたい。
必要書類にサインをして欲しいとの連絡が入った。
保険会社としては、当事者の私の承諾が必要なのは当然であり後日サインをした。
その時のNの私に対する「説明」が不十分であった。
私は保険会社に協力する立場と理解した。
この時の書類がHの私への告訴につながったのではないか。
保険で全額払える私にHは、私が払わないから告訴したと電話口で言った。
つじつまが合う話である。
 確かにHの告訴文には無理がある。
保険会社の常識、6対4で譲らなかった理由もわかる。
しかし、保険会社は客である私を守る義務がある。
客を守るどころか客を窮地に陥れて迄会社の意向を押し通したNに問題がある。
何よりも示談で済ませたい私の願いを無視した罪は重い。
又、結果的にNの報告を承認した保険会社の責任は更に重い。

【藤野信行(NPO法人親子ふれあい教育研究所代表・発達心理学)】

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