コラム 80年代と現代の温度差 「38度」で悪役が日本を征服?

 残暑とは名ばかりの猛暑が続いていますが、みなさまはいかがお過ごしですか?
 各地で最高気温40度以上、札幌でも36度の記録的酷暑になるなど本当に暑い夏でしたね。
新型コロナウイルスの規制が緩和されてマスクが外せてよかったけれど、熱中症対策にペットボトルや日傘などを持ち歩いて荷物が増えてしまったのは大変でした。

 今回はそんな「気温」に関する特撮の話です。

 1988年10月から1年間放送された『仮面ライダーBLACK RX』。
このシリーズは『仮面ライダーBLACK』の主人公・南光太郎役の倉田てつをの人気を受けて制作された続編です。

 原作者の石ノ森章太郎が「君を超えるヒーローはいない。続投してほしい」と請われて実現したヒーローでした。
あとにも先にも、2年連続で主演が続投した「仮面ライダー」シリーズはこれだけです。

 その19話「恐怖の人工太陽!!」では、悪役 クライシス帝国が東京の空に人工太陽を作り、気温を上昇させて人間たちを暑さで弱らせて日本を征服しようとしました。
もちろん、仮面ライダーBLACK RXにその野望は潰されました。

 そこで問題です。クライシス帝国は東京の気温を何℃にしたでしょうか?

①28度
②38度
③48度
④58度

 正解は②の38度。当時1988年8月の平均気温は25・1度、最高気温は32・4度でした。
この38度という気温は考えられないような暑さだったのですね。
1988年を経験したみなさんは、この涼しさ(?)を覚えてますか?【うえぽん】

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