海外でオミクロン株が発見され、日本でも感染者が報告されました。全国的な感染者数は減少傾向にありますが、第6波の懸念もあり余談を許さない状況は続いています。コロナ禍で避難所が設営されると、多数の避難者が集まり共同生活をする場となりますので、密閉、密集、密接の3密がどうしても避けられません。コロナだけでなく、インフルエンザ等の感染拡大のリスクが大変高くなってしまいます。そこでさいたま市では、「在宅避難」を第一に考えるよう市民に呼び掛けています。 自宅の安全が確認されるのであれば、住み慣れた自宅での生活を続けることをまず考えるのです。また、自宅が危険な場合でも、安全な親戚、知人宅に避難することも選択肢に入れ、感染リスクを負ってまで避難所に行く必要があるか、検討する必要があります。また、避難所に来ても、感染を恐れて体育館に入らず、車中泊を希望する人も多くなることも予想されます。「車での避難はしない」というのがこれまでの防災の常識でしたが、コロナ禍では柔軟に対応する必要があります。また、ペットと一緒に避難してくる方も多いと思われますので、「校庭にテントを張ってペットと共同生活をしたい」という人もいるでしょう。そうなると、避難所となる体育館内での受付だけでは十分といえず、駐車場や校庭のテントにいる避難者の把握が、食糧の配給のために重要になってきます。写真では1×2mの居住スペース4つ分に、成人男性4人が寝ています。暖房のない固い体育館の床の上で、毛布一枚で一晩を過ごすことがどれだけつらいか、想像することができるでしょうか?さいたま市の「避難所における新型コロナウイルス感染症等拡大防止のための対策(第3版)」はネットで閲覧できます。自分は避難所に行くべきかどうか、行くなら何を持参すべきか、事前に確認することをおすすめします。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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