
筆者の若かりし頃
私はこれまで幼稚園、小学校、中学校、大学で教員として勤めてきましたが、高校での経験はありません。
しかし、何と今、高校生に教えているのです。
それもドラムの叩き方を。
岩槻高校の軽音楽部顧問の先生から依頼され、毎週通っています。
私のドラムの腕前は大したことがないので初めはお断りしたのですが。
「教える」ことは教員経験もあり多少はできるかなと思い、顧問の先生の熱意にほだされ引き受けました。
私も高校時代に軽音楽部でドラムを始めました。
当時、世間ではバンドをやるのは「不良」と相場は決まっていました。
私は長髪にパンタロンジーンズという典型的な不良スタイルで通学していましたが、岩槻高校の生徒は違います。
総勢五〇名ほどの軽音楽部でドラム担当者は九名。
休み中も制服を着て練習に通い、礼儀正しく、懸命にドラムについて学んでくれます。
特に私の指導を聴く時の真剣な眼差し。

岩槻高校での指導
食い入るように見つめる目を久々に見せてもらいました。
そんな生徒たちの姿勢に触発され、これまで教員としてやってきたように一人一人の現状と課題を書き出しながら、それぞれに合った指導をしてい
ます。
生徒たちは指摘を受け止め、次の練習時には修正してきます。
今では私が煽られている状況です。
ドラムというと目立ちたがり屋で活発な性格の持ち主が選ぶ楽器というイメージがあるかもしれません。
しかし、ドラムを選んだ生徒一人一人の性格はそれぞれ違います。
おとなしく引っ込み思案な子、ひたすら練習に励んでいる子等様々です。
ドラムを通して出会った生徒たちに楽器の楽しさ、そしてバンドならではの楽しさを味わってもらえるよう私も楽しんで演奏する姿を見せていきます。
来年の三月二十一日、岩槻高校のバンドがマルシェライブにデビューします。
ご期待ください。
【岩槻jazz 代表・今村信哉】
![]() |
価格:29900円~ |
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。