先日、辻地区育成会でお話をさせていただきました。
場所はさいたま市の辻小学校研修室。
私が初任者教員として今から四十五年前に赴任したのがこの辻小学校だったのです。
当時の教え子が辻地区の育成会副会長であったということから、このような機会を戴くことができました。
その場には一年生、二年生で担任した教え子も来てくれました。
四十年振りに会う教え子もいました。
街ですれ違っても絶対に分かりませんね。
そこで感じたのは「成長」です。
ただ時間が経てば成長するのではないということです。
短い時間ですが教え子たちとも話すことができました。
彼らはこれまでの人生で様々な壁を乗り越えてきていました。
教育とは壁を乗り越えるのに必要な力を付ける為にあるのだということを教え子たちの顔を見ながらつくづく思いました。
前号でお知らせした「ジャズワークショップ」は多くの参加者を得て始まりました。
ここでは、講師の池田雅明氏の丁寧な指導で難しいと思われているジャズアドリブの演奏の仕方を学んでいます。
音楽理論も楽譜も無いところから自然発生的に始まったジャズですが、日本にはそのような背景がありません。
理論を学ぶことでアドリブに挑戦することができるのです。
もちろん学んだからすぐにうまくできる訳ではありません。
しかし、ここで学んだことは新たな壁を乗り越えられる基礎の力になると思っています。
辻小学校での教え子の最年長者は五十四歳、「私も年を取る訳だ」等と考えていたら、ワークショップで学んでいる方の最年長は八十歳!
間もなく古希を迎える私ではありますが、まだまだ発展途上。
これからもっともっと成長していかなければなりません。
価格:1660円 |
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