先日、バンドに新しいメンバーが加わりました。
彼女は小編成のアンサンブルで演奏することはあってもこのようなジャズバンドで演奏するのは初めてだとのこと。
とても楽しそうに演奏していました。何がそんなに楽しいのでしょうか。
クラシックやポピュラー音楽は演奏者の解釈によってニュアンスは違ってきますが基本、楽譜にかかれている音符通りに演奏しなければなりません。
しかし、ジャズは演奏者の解釈が大幅に許されており、かなり自由に演奏することができます。
もちろんそれぞれの楽器がバラバラに解釈していては音楽自体がバラバラになってしまいますので、相手の音を聴いてそのタイミングや音を合わせながら曲を仕上げていきます。
うまくいった時の快感は言いようがありません。
学校でもこの快感を味わうことができます。
子供同士の意見が合わず、なかなか結論が出ないことはよくあります。
校長をしていた学校で学級会を見た時のことです。
学級の旗のデザインを決めていましたがなかなか決まりません。
司会の子は必死にどちらかに決めようと頑張っていましたが二つの案への賛成、反対の意見が拮抗し、皆が黙ってしまったのです。
その時、男の子がこうすれば二つのデザインを生かすことができると提案しました。
説得力のある意見に全員が賛成し、決定しました。
そのとたん司会の子が泣き出してしまったのです。
決まった喜びと決まってホッとした気持ちが涙となったのでした。
私は子ども達の真剣な姿に言葉を失ってしまいました。
冒頭に紹介した新しいメンバーは岩槻Jazz2022に来てくれて、我々の演奏に涙した人です。
岩槻Jazz2024に向けて皆様に更に感動していただけるよう精進いたします。
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