ジャズと教育「一人より・・・」

遊ぶのが仕事の子供達に「友達と遊んではいけない」、仕事をするために社会に出ている大人達に「人と一緒に仕事をすることは避けよ」がスタンダードとなってしまいました。
昔から「三人寄れば文殊の知恵」といわれてきました。
一人より二人、二人より三人というように触れ合う人数が多くなればなるほど多様な価値に触れ、様々なアイデアが生まれてきます。
この多様性こそが人類を存続させてきた重要な要素だと思うのです。
ジャズではソロ、デュオ。トリオ。カルテット…。と演奏する人数によって呼び方が違います。
それぞれのよさはありますが、人数が増えてくると相手とのやりとりにより様々な展開が生まれます。
一人ではできないアンサンブルの妙味を味わうことができるのです。
最も人数の多いビッグバンドともなれば強烈な音圧の中でホーンセクションとリズムセクションがそれぞれの役割を果たしながらダイナミックなアンサンブルを楽しめます。   
学校も学級という最大四十名の集団が学習の基盤となっています。
少人数で指導した方がよい内容もありますが、学級全体で行う活動もとても大切なのです。  
私が六年の担任をしていた時の学級会。
サッカー大会に向けて「苦手な子には得意な子が教えようよ。」と一人の子が提案し、皆で必死に練習したことがありました。
試合には負けてしまったのですが、その時に子供たちと共に流した涙は忘れることができません。
皆が一緒になって真剣に努力することは一人では味わうことのできない貴重な体験です。
今、休校により、子供たちは長期に友達との関わりを絶たれている状況にいます。
子供たちが関わりを持つ方法は無いだろうかと「ウエブ飲み会」をしながらではありますが考えているところです。
【「共栄大学客員教授・岩槻Jazz 代表」今村信哉(Shinya Imamura) 】

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