「一人取り残された無人島で芸術は成立するか否か」以前、そんな議論を友人としたことがありました。無人島に一人でいても音楽はあるでしょう。孤独を紛らわせる効果はありそうですし、意識せずに口ずさむことはあると思います。しかし、音楽会となるとどうでしょうか。音楽会は演奏者だけでなく、観客も必要になってきますから無人島ではあり得ません。行われたとしても音楽会を模したものに過ぎなくなります。教育でも同じことが言えます。教育を授ける側の先生だけ、受ける側の生徒だけというのはあり得ません。発信する側と受け止める側の両方が必要になってくるのです。これは言語のやりとりと似ていますが、音楽の場合はそのやりとりは言葉のように明確な意味を持ったものでは行われません。意味のない「音」に音程と長さと強弱を付けてやりとりします。しかし、その演奏者が出す「音」を聴く側が共感をもって受け止めてくれると単なる「音」は人々に感動を与える「音楽」になるのです。岩槻で活動する私の所属するバンド「スイングドールズ」は演奏する場として「岩槻」にこだわっています。演奏するメンバーの半数近くが岩槻に住み、聴いて下さるお客さんと同じ空の下で生活しています。発信する側と受け止める側が日常的に挨拶を交わす者同士なのです。そんな関係の中で聴く音楽には「上手、下手」を超えた楽しさがあると思っています。スイングドールズは、2019年8月3日に近所の「きらきら商店会」の夏祭りで演奏し、8月18日の岩槻まつりの日には林整形外科さんの駐車場をお借りし、岩槻JAZZ主催の「岩槻ジャズデー」に出演します。前より少しうまくなっているかもしれません。ご期待ください!【「共栄大学客員教授・岩槻Jazz 代表」今村信哉(Shinya Imamura) 】
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