浦和美園地区在住の髙力幸子さんは、17〜18年前にある会社を訪問したところ、まぶしいほどに輝くステンドグラスの置き物に魅せられ、心躍らされた。その後、ステンドグラスづくりを教えていただける教室があると知り、さっそく挑戦。その頃は義父母も健在で、1週間に1度通う教室に「ガラスに行くのか? 行っておいで…」と快く送りだしてくれて、夫も理解を示し協力的だった。現在を迎えるまでには、ガラスをカットし、やすりをかけて、一つずつ側面にテープを貼って並べ、ハンダで接着。指先が血でにじむこともあった。お孫さんへサッカーボールのスタンドをプレゼントしたとき、「ありがとう。宝物にする」と言われたときには、疲れも吹っ飛ぶほどだった。髙力さんは、大作(家の窓に差し込める物や、灯籠など)を手がけるため、趣味の域を超えて充実の日々を送っている。【増田啓子】
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