2022年1月15日、太平洋のトンガ王国で、大規模な海底火山の噴火が発生しました。トンガ政府は、「火山灰と津波で全人口(10万5千人)の84%が被災した」と発表。特にマンゴー島では、津波ですべての家屋が倒壊し、住民62人が別の島に避難しました。トンガでは、飲料水として地下水と雨水を使用しているため、噴火による火山灰が雨水タンクに混入し、深刻な飲料水不足となっています。そこで日本政府は航空自衛隊C−130輸送機にて、緊急援助を実施。22日に飲料水と火山灰撤去の道具が現地に届けられました。続いて海上自衛隊では、輸送艦おおすみが支援物資を積んで呉基地を出港しました。トンガでは、日本政府の援助で学校や空港が建設されたこともあり、日本語やそろばんの教育がさかんです。またワールドカップで、トンガ出身の選手が日本チームで活躍したこともあり、日本語を学んで日本に留学する選手も増えています。東日本大震災の時は、トンガ政府からの義援金900万円とともに、住民が作った里芋が「トンガより愛をこめて」というメッセージとともに日本の被災者に贈られました。昨年の東京オリンピックの開会式では、トンガ選手団の旗手をつとめたピタ・タウファトファ選手が、上半身裸の民族衣装で登場し話題となりました。タウファトファ選手は、現在オーストラリアに滞在中で、SNSで世界中の人たちにトンガの支援を呼び掛けています。また、募金を集めるためクラウドファンディングを立ち上げました。この募金は、日本からもクレジットカード(ビザ、マスター、アメックス)で1ドルから簡単に寄付することができます。メッセージも書き込めますが、日本語でも大丈夫です。日本もトンガと同じ火山国で、島国です。そんな日本から、今こそトンガへ恩返しをする時ではないでしょうか。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
ピタ・タウファトファ選手クラウドファンディングURLgofund.me/c732d878
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