多くの通勤客や住民が行き交う、埼玉高速鉄道・浦和美園駅の2階。改札外のコンコースに置かれたピアノは、道行く人が誰でも自由に弾ける「埼玉ふれあいピアノ」として親しまれている。近年、公共施設などでは「ストリートピアノ」と呼ばれる取り組みが注目されている。音楽で町に活気をもたらす仕掛けの一つだが、さいたまの町にストリートピアノを設置する会の代表・鈴木宏子さん(75)は「埼玉高速鉄道の協力で実現できました。これまで支えてくださった方々へ、感謝の気持ちでいっぱいです」とみずからの思いを明かした。浦和美園駅にあるストリートピアノは今年、2019年6月に設置。これまで「オープニングコンサート」や「夏休み子どもコンサート」を開催したほか、当初の予定では9月23日(月)に撤去される予定であったが、地域住民らの「続けてほしい」という声を受けた設置延長に伴い「ありがとうコンサート」も行われた。活動は拡がりをみせ「広がれ、音の輪」を合言葉にピアノのほか、フルートやチェロなど他の楽器とコラボレーションしているほか、6時〜22時と利用時間も長いため日に日にファンも増えているという。実際、そばを通ってみると『エリーゼのために』や『美女と野獣』など、誰もが耳にしたことがあるようなメロディにふと足を止める人や、イスに座って目を閉じながら耳を傾けている人たちもいた。広いスペースにさりげなく流れる音色が、人と人とのふれあいのオアシスを作り上げているように感じられた。2020年3月31日(火)までの期間延長が決定。ときにはピアノとふれあい、季節の移ろいを感じてみるのも一興だ。【増田啓子】
クリスマスコンサート開催ご希望の方はご参加ください【日時】2019年12月21日(土) 夕方〜【問合せ】080-2102-4245 (鈴木)
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