京都祇園のお茶屋に舞妓さんを呼んでお座敷を楽しむ事はそう簡単ではない。一見さんお断り、と言われるのが当たり前の世界であるが、これまでの人脈と経験をいかして先ずは岩槻の方に体験してもらいたいと企画している方がいる。岩槻の日本人形の美しさに惹かれ、舞妓の道に憧れて岩槻の城北中学の卒業式を待たずに単身京都に向かい、置屋多麻で芸舞妓の道に進んだ古川未央さん(岩槻区在住)。芸事やしきたり、花街ことばなど覚える事が沢山あったが約1年の仕込みさんと呼ばれる厳しい修行期間を経て舞妓から芸妓になり、年季奉公を終了した上で岩槻に戻ってきた方である。せっかく好きで進んだ道で身につけた習い事を活かすことなく現在はペットシッターとして事業を立ち上げ、野良猫の保護活動にも取り組んでいる。ただ、最近は城下町として古い歴史がある地元岩槻と、お世話になった京都の花街文化とを繋げる仕事ができないものかと考えていたが、あるアイデアを思いついた。15歳で花街の世界に一人で飛び込んだ行動派だ。さっそく京都のお母さん(女将さん)に相談したところ「あんたが連れて来はるんやったらよろしおす」と、お座敷での体験ツアーの話を引き受けてくれた。最初は関西の知り合いの方に呼び掛けてツアーを組み大変喜んでいただいたことから、敷居が高いと思われている花街と花街の文化に興味のある方との懸け橋になるような取り組みに挑戦したいと考えている。1回の体験参加人数が10人だと大変に経済的な料金で済ませられるそう。年明けの1月には第2弾を計画中で、ぜひ岩槻の方優先で行ければうれしいと話していた。男女を問わず本場のお座敷遊び体験に興味のある方は、お問合せしてみてはどうか。【編集部・奥山】
◎ペットシッター・しゅな 080-3933-1420
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