新型コロナウィルス感染症対策として2020年4月7日に埼玉県を含む7都市において、緊急事態宣言が出され、17日からは全国に波及しました。原稿執筆(2020年4月末)時点では、収束する見込みは立っておらず、区民の皆様も不安な毎日を過ごしているのではないでしょうか。新型コロナウィルスであるSARS-CoV-2(RNAウィルス)を検査するために、現在、RT-PCR法という方法がとられています。検査の手順は、咽頭や鼻腔から検体を採取した後にRNAを抽出し、試薬を加えRNAからDNAに変換します(逆転写といい、RTで略されます)。その後、PCRという方法でDNAを増幅し、SARS-CoV-2のRNAが含まれていたかどうかを確認します。この検査を行っているのが臨床検査技師です。病気に感染しているかどうかや、病気の状態を調べることを含めて臨床検査は医療において、とても重要な仕事を担っています。臨床検査技師は、今、正に感染のリスクと戦いながら、業務に当たっています。今年度も本校には50回目となる、臨床検査技師を目指す新入生を迎えることができました。今年は、感染対策のため、職員と新入生のみの略式での入学式となりましたが、こういった状況の中で医療に貢献したいという新入生の思いに教職員一同、精一杯答えていきたいと思います。今後の状況によりイベントの変更があるかもしれませんが、区民の皆様に臨床検査を体験してもらえるよう毎年、学園祭(9月19日~20日)や、11月の「市宿のいち」、2月の「人形のまち岩槻総合文化芸術祭」において来場者の方々に健康チェックを行っております。新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出を控え、一日も早く緊急事態が解除されるよう、みんなで協力してがんばりましょう。【東武医学技術専門学校・石橋】
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