寝ているときや、夜の暗闇の中で被災したときに、どんなことに気をつけなければいけないのか、日頃からどんな備えが必要なのかを考えたことがありますか?東京消防庁の池袋防災館では、毎週金曜夜に夜間の発災を想定した特別な体験ツアーを行っています(要予約)。照明を落として暗くした館内で、ライトを片手に実践的な訓練を経験することができます。消火訓練では、事前に消火器の使い方を学び、講師が実際に放射する模範を見ます。その後、暗くなった室内ではスクリーン上でリアルな火災が発生。消火器のピンを抜き、ノズルを握ってスクリーンめがけて訓練用の水消火器を放射。明るい室内で説明を受けた直後の訓練なのですが、かなりスリルがあります。地震体験では、昼間は机とイスが設置されている起震台に、布団が敷いてあります。寝たままの揺れは、立っているときよりもかなり強く感じるため、頭を守るのが精一杯です。煙体験では、暗い部屋に火災の煙が充満。片手を壁につけながら、腰をかがめ、タオルやハンカチで口を押えて、非常口を目指します。実際の火災では、停電して真っ暗な中、煙が充満するとあっという間に方向感覚がなくなり、一酸化炭素で意識を失ってしまうのです。災害時には、「想定外のことしか起こらない」といわれています。参加費無料のため、外国人旅行者にも大人気な「夜の防災館」。今後も継続的に行われますので、自治会単位や、家族で参加されることを強くお勧めします。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
池袋防災館豊島区西池袋2-37-8(TEL:03-3590-6565)池袋西口から徒歩5分開館時間:通常9時から17時 (受付終了は16:15)金曜のみ17時と19時から「夜の防災館」(要予約)定休日:毎週火曜日、第3水曜日、祝日
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
犬の話〜前編〜 「犬を見つけた」
岩槻の手づくり作家紹介 「欅の老木と出会って始めた趣味の木工」
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。