目白大学も入学してすぐの1年生向けに「地域社会で生きる(前期、15回シリーズ)」という授業を今年はじめて開講した。区内で活躍する個人や市民活動団体と協力したプログラムを柱に展開している。担当の櫻井先生は、新カリキュラムの意味について「岩槻という地域についてさまざまな角度から学ぶことを通して、地域社会のあり様について考えること」と述べる。さらに背景として「地域活性化事業の企画運営に関わることによって地域の一員としてのあり方について理解を深めること」と思いを込めた、体験型の授業を展開している。学生が「いわつき」という街や文化を体験すると、さまざまな言葉が聞かれる。「ウオーキングで岩槻の歴史について理解が深まり、次の興味につながった」「今度はグルメも味わいたい」、「歴史がある地域がうらやましい」、「通る道に花やカフェを見つけた。近いうちに『時の鐘』や『遷喬館』などと併せてまた訪れたい」など。学生たちの多くは、さいたま市以外の県内各地域や関東近県から通学してくる。通学してくる彼らが、途中で寄り道を楽しんだり、区内のイベントで交流するなど岩槻のよさにふれる機会となれば「若者参加のまちづくり」のはじめの一歩となる。私たちも、地元岩槻に通ってくる高校生や大学生をはじめ多くの方々に、日常の挨拶から郷土岩槻を話題にしつつ、まちの活性化に広げる夢に繋げていけるかもしれない。オリンピックやパラリンピックが、2年後に控えている今だからこそ。【NPO法人岩槻まちづくり市民協議会・栗原保】
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