学童で働いていた私が子供との関りを綴る日々の記録です。
子どもと関わっていると成長の速さに驚かされることばかりですが、意外にも毎日関わって支援をしている人から見ると、そうではないかもしれません。
児童養護施設でボランティアを終えた私は、出来事を当直の方にお伝えしてから帰っていました。
その当直の方から「こうして変化を言って貰えると普段が流れていくから確認ができてありがたいです」と言ってもらったことがありました。
過ぎゆく日々の中で、自分たちのしている支援が意味のあるものだと確認する行為が「小さな変化に気づく」ことの積み重ねだと思うのです。
小さなことでいいのです。
「今まで強い口調だったけど、優しく言えるようになった」とか、「怒る回数が減った」とか、「我慢するだけではなくて少しずつ自分の言いたいことを言えるようになってきた」とか。変化は私達大人の側にも、子どもの側にも起こっています。
変化に自覚的になること。
過ぎ去る日々に飲み込まれて、変化への感受性が鈍感になると、無力感が首をもたげてくることがあります。
「意味があるのか」「何か変わったのか」「ちゃんと成長に繋がっているのか」こうした不安は大人側の自信を奪っていきます。
その不安は子どもにも伝わります。大人には自信が必要です。
小さな変化に気づくことは、その自信に気づいて取り戻す、大事な過程なのですね。
(ともくん)
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