子ども奮闘記 「子供らしさとは」

学童で働いていた私が子供との関りを綴る日々の記録です。

 色んな子どもと関わってきました。勉強はしたくないと言い、遊んでばかりいる子もいました。
宿題に加えて習い事の勉強をする子、言うことを素直に聞く子、テーブルに乗ったり、大人が止めたくなることばかりをする子もいました。
子供らしさとは何なのでしょう。

 遊ぶこと? 勉強すること? 大人の言うことに従うこと? 反抗すること?

 私たちは大人になるにつれて、自然と「大人らしく」なっていきます。
ルールを守り、他人に配慮をして、仕事をしたり、家のことをしたり、ともかく生活を営んでいきます。

 小学1年生のりなちゃん(仮名)が、宿題が終わった後に、習いごとの課題をしていました。
私はなんとはなしに感心して、こんなに勉強して偉いと思ったのですが、遊んでいるときに「一分一秒を無駄にするな」と口癖のように言うのでした。
そのときは考えなしに「意識高いね」と相槌を打ってそこまで考えなかったのですが、いまだにその一言が印象に残っています。

 さて、「無駄ってなんだろう」。子供らしさ、遊びとは、それらは、つまり無駄を楽しむ、と言うことではないでしょうか。

 勉強は大事です。でも遊ぶことも大事です。
どちらも大事なのは、人は機械のように効率だけを求めて生きていけるような生き物ではないことが本質にあるのだと思います。

 みなさんは遊んでますか?

 ぜひ遊び心を大事にしてくださいね。
【ともくん】

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