宿題とは、ただそれだけをやれるのではない。本人の自尊感情や能力もセットだとすれば、宿題をやりたくないのは、心理的な課題を含んでいるのかもしれません。当たり前ですが、勉強は楽しくないし、遊ぶほうが楽しいです。しかし、勉強のすべてが嫌いかといえば、そうでもないと思っています。例えば、答えが分かった瞬間。自分が「できた」と実感したときは、誰かがきちんと見て努力を認めてあげたり、そうしたものの積み重ねが勉強への好き嫌い、ひいては勉強への能動性として表れてくるのではないでしょうか。勉強をするかしないかだけではなく、背景にある心の段階をみきわめていく。自己肯定感が低ければ「分からない」と思った瞬間に、無気力になりあきらめるかもしれません。やる気のなさを責めるのではなく、子どもたちの中にあるやる気をどうやって引き出すかという視点が必要になります。遊びの中で獲得するかも大切です。宿題や勉強とひとくくりにするのではなく、本人にとって「どこならできるか」と探しながら、できることから少しずつというのも手法なのでしょう。いきなりすべてをみせて、やらなければいけないと思わせてしまうのは、そもそもが子どもたちにとって負担になる可能性もあります。これらをふまえて、根気強く関わっていく。忍耐や我慢強さ、集中力とはそのような気持ちで見守るからこそ育まれるのかもしれません。【ともくん】
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