さいたま市では、土曜日や放課後に子どもたちが体験的に学ぶ「チャレンジスクール」を全校で実施しています。
今年度、柏崎小のチャレンジスクールでは「おやじの会」の協力を得て学校に水田を造り、収穫したお米と、子どもたちが教材園で育てた野菜を使ってカレーライス作りにチャレンジします。
小学校の社会科では、地域の農業や昔のくらしなどを体験的に学ぶ授業が位置づけられていますが、農作業の機械化等により、子どもたちが田植えや稲刈りの体験を行うことも難しくなってしまいました。
岩槻区は農家数も稲作面積も市内で最も多く、子どもたちが地域の産業や歴史を理解する上でも米作り体験は大切です。
昨年度は、地産のもち米を臼と杵でついたお餅と市販のパック餅を、七輪で焼いて食べ比べる授業もおこない、子どもたちは岩槻産のもち米のおいしさに感動していました。
プール脇の空地に造った水田には、地域の農業委員の方の協力を得て、5年生授業とチャレンジスクールで田植えをおこないました。
子どもたちは初めての泥田の感触に感動しながら、自分たちが食べているご飯がどんなプロセスで作られているのかを体験的に学んでいました。
子どもたちと育てた稲は、稲刈り体験後天日干しをして、「千歯扱き」などの昔ながらの農機具を使い、美味しく味わった後は、稲わらで縄をなう体験学習にもチャレンジする予定です。
昨年度のチャレンジスクールには全校の過半数の児童が参加し、さまざまな活動やスポーツに挑戦しました。
また、「むかし遊び」や「まちたんけん」「いちご狩り」などの授業でも、多くの地域の方々に支えられています。
子どもたちは地域社会との結びつきの中で日々成長しています。
【柏崎小チャレンジスクール・磯田 勝】
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