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買い替えや免許返納などで不要になった車を、被災地に寄付してみませんか?
宮城県石巻市に本部がある「日本カーシェアリング協会」では、全国から寄付された車約300台を災害で車をなくした被災者に無償で貸し出す「カーシェアリングの活動」を展開しています。
東日本大震災以降、頻発する台風や水害などで車を失い、困っている人たちが日本中にたくさんいます。被災地では軽自動車からトラックまで、幅広く必要とされていますが、特にハイエース・キャラバン・ミニバンなど、人や荷物が沢山乗る車があると、現場ではとても助かります。特に災害現場やコミュニティ支援では大勢の人数を運ぶ必要が出てくるため大変重宝します。もし不要になるお車があれば、ぜひご連絡をお願いします。
ご提供いただいた車は、「架け橋ドライバー」と呼ばれるボランティアがご自宅まで取りに伺います。その後協会に名義変更を行い、整備工場にて点検整備をしながら大切に活用させていただきます。もし、安全に利用するために多額の費用がかかる場合など、協会が今後の活用が難しいと判断した場合、環境にやさしい形で廃車し、解体後のスクラップ代が協会の運営費(保険代など)として活用されます。協会には、損害保険会社に勤務経験がある頼もしいスタッフもいるので、回送中に事故があっても大丈夫なように事前に保険がかけられています。また名義変更などの費用も、すべて協会が負担しますので安心です。
昨年の静岡県内の水害では、所有する車をすべて失ってしまったという方も珍しくありませんでした。中古車も高騰してしまい、あわてて新車を注文しても数か月待ち。そんな中、協会のカーシェアリングで本当に助けられたという方も少なくありません。
この活動は大きな反響を呼び、全国に4か所の拠点を構えるまでになり、栃木市にも拠点ができました。また協賛者も増え、宮城県内で活用している車のタイヤ交換は、石巻専修大学の自動車工学コース(写真)が協力しています。その他、複数のタイヤメーカーなどが自社商品を提供しています。
あなたも、この助け合いの輪に参加してみませんか?
お問い合わせ「日本カーシェアリング協会」0225-22-1453
さいたま市防災アドバイザー 加倉井誠
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