岩槻Jazzが活動を始めた当初からライブに参加してくれている「サファリパークDuo」。
優しい音色のフリューゲルホーンを吹くお姉さんとリズミックなピアノを弾く弟君の二人組です。彼らが紡ぎだす心地よいジャズは岩槻の人たちを魅了してきました。
 大学生になった弟君が忙しくなり、今回のマルシェ音楽祭にはデュオでの出演が叶いません。そこで、パーカッショニストのお父さんとピアニストのお母さんのデュオ「純米吟醸」が出演してくださいます。お姉さんには知的障害があります。彼女は小学生の時にトランペットを吹きたいと思いました。
学校の先生は無理だと判断しましたが、ご両親は彼女の可能性を信じてトランペットをもたせました。その後、六百回を超えるライブに彼らは出演し、文部科学大臣賞を始めとする数々の表彰を受け現在に至っています。
 私は教育で一番大切なことは何かと問われたら迷わず「信じる」と答えます。
教育は子供の存在を認め、可能性を信じて始めて成り立ちます。ご両親は最初から迷うことなく子供たちを信じ、愛情を注いでサファリパークDuoとして花を咲かせたのです。
この春、特別支援教育担当教員として大学を巣立っていった学生たち。彼らもご両親のように子供たちを信じ、育ててくれることを願っています。
 例年、四月に行っていた「岩槻Jazz」を「マルシェ音楽祭」としました。ジャズだけでなく、多様な音楽を岩槻の皆様に楽しんで頂こうとしての変更です。「純米吟醸」は岩槻Jazz主催ライブ初のマリンバを披露してくださいます。お姉さんのフリューゲルホーンも聴くことができるのではと期待しています。四月十五日、皆さま是非お出かけ下さい。
【「共栄大学客員教授・岩槻Jazz 代表」今村信哉

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