先月号で紹介した鹿室コスモス祭りの取材で和泉三社(いずみさんじゃ)の名前を初めて聞いた。ネットで調べて見ても「和泉三社」という名前は岩槻以外では出てこない。日本で唯一と思われるこの神社はどの様な歴史やいわれがあるのか気になり、取材でお世話になった和泉三社責任役員の加藤さんに案内して頂いた。かつて建立された建物は痛みがひどくなって来ており、地元の方々の協力を募ってやっと今年の春に新しい立派な建物に建て替え、中に飾ってある奉納絵馬三枚も修復させる事ができた。境内にある由緒案内によると、御拝神は世界三大墳墓の一つを作った第16代仁徳天皇、第17代履中天皇、第18代反正天皇の三天皇とある。どのような経過でいつ頃から祀られてきた神社なのかの記録は残されていないようであるが、境内地にある力石には宝永五(1708)年の銘がある所からみて300年以上の歴史があるのだろう。神社の立て直し工事に際し、敷地内に生い茂っていた樹木は建物周りを伐採し境内内で安全と思われる数本の大きな樹木を残して駐車場なども確保した。パワースポットのようになったのはここからである。今秋には関東地方にも被害をもたらした台風24号で、安全と思われた杉の木の3本が強風で倒れたり途中で折れたりした。やっと建て替えた建物や石碑に被害が出ていないかと心配して駆けつけた地元の方の誰もが驚いたという。実際、倒れた3本の木がお互いに倒れる方向を調整したような方向と位置に倒れていた。ほんの数センチ違っていたら新しく設置した石碑や古くからある石碑に被害が出ていたことは間違いなかった。地域の人はこの神社には本当の神様のいる「岩槻のパワースポット」だと公言している。新年の初めに、足を運んでみるのもよいだろう。【編集部・奥山】
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