先月号で「つきの駅マップ」を紹介しましたが、実物をまだ見ていない方もいるかもしれません。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出自粛が叫ばれている現状はありながら、終息したあかつきには各所にも訪れていただきたいと願いたい。そこで、今回はどのような経緯でマップが作られたのかを紹介するべく、制作チームをまとめた今村さんにお話を伺いました。
――つきの駅マップを制作しようと思ったきっかけは何ですか?今村さん 実際にデザインを担当していただいた方から「岩槻のマップを作らないか?」と提案をいただいたのがきっかけでした。私はまとめ役として、色んな方に協力をお願いしたり、連絡調整をおこなったりしたのですが、制作に携わったメンバーは全員で7名でした。当初は「どんなマップにしたいのか」と話し合うことからスタートしました。
――最初にどのような内容を話し合ったのですか?今村さん みんなでマップの方向性を合わせることから始めました。というのも、今回のマップ制作に賛同して集まったメンバーは、それぞれ岩槻に対して色んな想いがあったため方向性がズレないようにしました。そこで、みんなで決めたルールとして、掲載店舗は、①案内機能と②わくわく機能の2種類をもっていることです。①案内機能は、地域情報を提供する資料や人がいるということです。②わくわく機能は、訪れた方に何かワクワクさせるようなサービスを提供しているということです。このわくわく機能は特に指定していなく、お店ごとに異なりますので、店舗のオリジナリティが出ると思います。そして、この2つの機能を備えたところを「つきの駅」と称しています。「つきの駅」を通じて岩槻の魅力を感じ、人と人が触れ合いつながることを願い制作しました。
――つきの駅の発想はどこから来たのですか?今村さん 本庄市や全国各地でおこなわれている、「まちの駅」というものがあるのですが、それを岩槻に合わせて名称やルールを変えました。なぜ変えたかというと、「まちの駅」の参加店舗は必ずトイレを提供しないといけなかったり、加盟金が必要だったりとハードルがとても高かったからです。そうしたハードルを出来る限り下げて、どの店舗でも参加できるようにしました。
――このマップで一番こだわったことは何ですか?今村さん デザインをこだわりました。まず、デザインはすべて手書きとなっています。武家時代の通り道も反映しているため、調べるところから時間をかけています。次にマップの形ですが、A3サイズの用紙が折り込まれていて、中央で開くようになっています。そうして全体としては細長い状態になっているのですが、これは女性のバックに入れやすいようにという配慮から設計されました。また、二つ折りにしたときに文字が隠れないように調整もおこないました。
――最後に伝えたいことはありますか?今村さん ぜひ、手に取って街を歩いてみてほしいです。そうすることで、このマップの仕掛けに気づくこともありますし、もしかしたら新しい機能が追加でほしくなる可能性も出てくると思います。その際に、改めてマップのリニューアルをしても良いと思っています。そして、今回掲載していない店舗でつきの駅として参加しても良いというオーナーさんも大歓迎です。そのときには、らうんじまでご連絡していただければと思います。
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