人形のまち 岩槻まつりが行われていた平成29年8月20日、本町にあるセブン-イレブン裏の駐車場で「大日本プロレス」による興行が開催されていた。当日は15時から17時頃まで、およそ2時間にわたり目の前でリングに身体を打ち付ける音が聴こえるほどの白熱した試合を子どもから大人まで食い入るように眺めていた。筆者は今年で34歳となるが、岩槻でプロレスといえば、思い出されるのは青果市場へたびたび来ていた女子プロレスラーたちである。アジャ・コングや井上京子、豊田真奈美など、名前を聞くだけでピンと来る読者の方々もいることだろう。振り返ると、少年時代からかれこれ20年以上。目の前で身体を武器に戦い続けるレスラーたちを岩槻で見られるというのは、感慨深かった。試合があると知ってから数日、友人と共に「岩槻にプロレスが来る!」といった話を肴に、酒を酌み交わしたほどに楽しみでしかたがなかった。20日に行われた大日本プロレスの試合は、子どもたちをリングに上げてのプロレス教室から始まった。参加した6人の子どもたちの中には、往年の名レスラー・タイガーマスクの覆面をかぶった子たちもいた。準備体操から始まり、ロープワークの体験などが行われていたが、個人的にはタイガーに扮した子たちが「いつ飛ぶのか」と内心ワクワクして仕方がなかった。やがて、いよいよレスラーたちによる試合が始まった。ゴングが鳴り、けん制し合う選手たち。ファンなら分かることだと思うが、プロレスには“お決まり”の流れというものがある。初めのうちは身体を軽くぶつけ合い、徐々に動きが激しくなってくる。だからこそ、いつ大技が繰り出されるのかとその展開から目が話せなくなるわけだが、この日の試合でも例にもれず、徐々に激しくなっていくその様から一時も目を離せなかった。最後、第3試合ではこの日来ていた大日本プロレスの選手たちが全員参加するバトルロイヤル形式での「ロープから外に出たら負け」という変則マッチも開催。場外乱闘あり、レスラー同士の“騙し合い”もありと無茶苦茶な展開ながら、子どもから大人まで終始笑顔も絶えない中で大団円を迎えた。【編集部・カネコ】
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