岩槻郷土資料館だより【26】 夏子博「むかしのおもちゃの体験と展示」

さいたま市の博物館グループで開催している、夏休み子ども博物館の一環として、ここ岩槻郷土資料館では、2019年7月20日(土)から8月25日(日)まで「むかしのおもちゃの体験と展示」を開催します。
現在、小学校に通っている子どもたちのおじいちゃん・おばあちゃんたちが小学生だったころに使った遊び道具やそのころの風物を、見たり体験したりして学ぶ展示会です。
来年二〇二〇年には二回目の東京オリンピックが開催されますが、その一回目が開催されたころのことです。
戦後の荒廃から奇跡的な復興を遂げて、高度経済成長の真っ只中で、どんどん暮らしがよくなっていき、古いものと新しいものとが混在する時代でした。
今よりもずっと子どもが多くて、路地や原っぱに大勢の子どもが集まって、かくれんぼやおままごとをしたり、めんこやビー玉をしたりして遊んでいました。
駄菓子屋さんではお菓子と一緒にベーゴマや模型飛行機なども売っていました。
その一方で、家の中で遊ぶ性能のいいゲーム機なども作られ始めました。
玩具の素材もブリキが盛んに使われる一方で、プラスチック製品も徐々に出てきたころでした。
現在にも繋がる懐かしい玩具を、ご家族で、見て、触って楽しんでいただけたらと思います。
また、期間中に三回、当時の子どもたちがよく遊んだケンダマの初心者教室を開催します。
学校の昔遊びの学習にも活かせる体験です。
是非子どもたちと一緒に参加してください。

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