平成三〇年度から令和二年度に、岩槻郷土資料館に寄贈された資料は、およそ一七〇点あります。これらの資料は、その内容や点数などを確認するなどの整理を進め、資料館の資料として収蔵していきます。今回これらの資料の整理が進み、公開できるようになった資料を、令和三年九月一四日(火)から一〇月三日(日)までの期間、展示することになりました。(なお、九月二一日(火)と二七日(月)は休館となります。)今回展示する資料は、「レコード」「レコードの新譜情報・「扇風機」「こけし」などです。「レコード」は戦前のものが大部分で、一〇〇枚ほどあります。歌謡曲や浪曲などがあります。合併や統合などによって、現在はなくなったレコード会社から発売されたレコードも見られます。「レコード新譜情報」は、主に昭和三〇年代のもので、新しく発売されるレコードの情報が見られます。これは各レコード会社が製作したものですが、区内のレコード販売店から配布されたものです。こうしたレコードの情報とあわせて、テレビや「電蓄」と呼ばれたレコードプレーヤーや電気製品の広告などもあり、当時の社会状況や世相などを知ることができる資料となっています。こけしは、宮城県の遠刈田や作並で製作された東北地方の伝統的なものです。三〇cm程のものが多く、中には東北地方に見られる、わら製のかごに入った乳幼児の姿をつくり出した「えじこ」と呼ばれるものもあります。扇風機は、高さ四〇cm程の日立製作所製で、昭和初期のものと思われます。金属製の四枚の羽根をもち、全体的に重厚なつくりとなっています。岩槻郷土資料館では、このように新しく資料館の収蔵資料となったものを、皆さんに紹介していきますので、展示をご覧いただきたいと思っています。
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