さいたま市の博物館では、毎年夏休み子ども博物館を開催していています。ここ岩槻郷土資料館でもその一環として、「昭和の時代のおもちゃの展示」を2021年七月二一日(水)から八月二五日(水)まで行う予定です。この展示は、今、小学校に通う子どもたちのおじいちゃんおばあちゃんが子どもだった昭和のころに、遊んだおもちゃを展示するものです。おじいちゃんやおばあちゃんが子どものころは大きな戦争が終わり、日本がその混乱から落ち着き、経済的に豊かになってきた頃です。現在のように家や車も多くなかったため、路地や空き地で鬼ごっこ、かくれんぼ、石けり、めんこなどの遊びが行われました。 おもちゃは車や機関車などブリキ製の、ぜんまいで動くものがあり、同時にブリキからプラスチックへと移り変わっていく時代でもありました。またテレビやまんが雑誌の普及によってそのキャラクターをとりいれたものが作られるようになりました。また、駄菓子屋では子どものお小遣いで買えるような、値段の安いお菓子や遊び道具をたくさん売っていました。めんこやかるたなどのように、自分で切って使ったり、竹とんぼや飛行機などのように、自分で組み立てたりして遊ぶものが今よりも多かったようです。ゲームは今のような電子的なものはほとんどなく、すごろく、福笑い、トランプ、カルタなどが主流でした。野球盤のようなスポーツのゲームをおもちゃで再現するゲーム盤もこのころからつくられるようになりました。こうしたそのころの子どもたちが遊んでいたおもちゃを展示すると共にだれでも作ることができる簡単なおもちゃ作りを七月三一日(土)、八月一日(日)の両日、十時から一二時及び一三時から十五時まで行います。申し込みは不要でどなたでも自由に参加できますので、気軽に参加していただきたいと思います。ご家族でこの展示の見学し、またおもちゃ作りに参加いただいき、昭和時代にタイムスリップし、昔の様子を子どもたちと語りあってはいかがでしょうか。
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