2022年4月2日に小田原在住の向山健司様をお迎えし本町公民館講義室で開催しました。急な連絡でしたが10名の方にご参加いただき、用意されたレジュメのイントロ部分、特に岩槻との関わりについてお話を伺い、その後、座談会を行いました。そもそも向山様を知ったのは、『岩槻市史』の近世資料の中に、後北条に仕えた乱波(らっぱ)、風魔小太郎のモデル、風間出羽守の子孫の雨宮氏が江戸時代に岩槻・黒谷村で村役になっていたことを示す文書があったからです。風間出羽守本人は岩槻周辺の守備についていたらしく、岩槻には「風間」と名の付く近世の遺構もあるようで、これらの歴史的遺構を調べて岩槻の観光資源として活用してはどうか、その場合はお手伝いをしますとの話をさいたま観光国際協会経由で聞いたことにはじまります。最初は何のことだか分からず手探りでしたが、郷土の歴史に知見のある方から「風間橋」(岩槻インター近くの綾瀬川に架かる橋)、「風間圦・堀」の存在を聞いて、興味が湧いてきました。その後、野島の水管橋近くのに「風間樋管(圦)」と「風間用水(堀)」を確認することができました。また、『岩槻市史料』の中に、黒谷地区の雨宮氏一党に関する民族資料がある事も分かりました。小田原になくて岩槻にある、風魔小太郎伝説に関係する史料・遺構を調べて岩槻観光の新たな切り口として開拓し、みなさまをご案内したいと思っております。今年の7月には向山様を迎えて「講演会+遺構を巡る歴史散歩」を開催する計画です。ぜひ、みなさまに知っていただき、「風魔小太郎伝説の里、岩槻」を盛り上げていきたいと思っております。【岩槻観光ボランティアガイド会・黒田清典】
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