4年前の岩槻区の市議選では6人が立候補し、投票率が33.88%でさいたま市10区の中で最低でした。今回の岩槻区の市議選では20代から80代までの9人の候補者が立ち、当然投票率最低の汚名は返上されると予想されました。
今回の市議選では、 しかし35.76%と前回よりは数字が少し上がりましたが、さいたま市10区の中でやはり最低の結果になってしまいました。
さいたま市の平均が38.78%で、第1位は浦和区の43.22%。ちなみに、第9位は西区の35.82%で、岩槻区との差は0.06と僅差でした。
岩槻区内の皆さんがお住いの投票所ごとの投票率は、選挙管理委員会の報告に掲載され公開されています。投票率の高かった3投票所(ベスト3)と、低かった3投票所(ワースト3)を調べてみました。
ベスト3の1位は小溝1丁目自治会館で48.81%、2位は徳力小学校の42.23%で、42.13%。一方、ワースト3の1位はくつる幼稚園体育館の30.33%で、2位の新和小学校体育館が31.57%、3位は高曽根自治会館の32.19%です。
この数字の違いはどこから来ているのか、候補者側の問題なのか、選挙に対してのあきらめや無関心からなのか。又は、地域性や自治会活動なども関係しているのか、大事なことなので深掘りする必要がありそうですが、今回のもっとも身近な市議選に関わらず、他の選挙行動でも同様な数字になっているようです。
岩槻区からは有権者数9万3555名の代表として5名のさいたま市議が選ばれ、60人で構成される市議会で活動することになります。
有権者数の5分の1は1万8711人ですが、実際に1番目で当選した議員の得票数は6533票で、投票者数の19.8%、5番目の議員の得票数は3787票で、投票者数の11.5%です。
この数字は岩槻区の有権者総数から見たら、1番目の議員で約7%、5番目の議員では約4%の有権者の支持で選ばれた事になります。
4%の数字を考えたとき、岩槻区内の27か所ある投票所の9ヶ所が4%以上の有権者数を持っており、議員を当選させて地域の声を届けさせる力があるということにもなります。 自分達の貴重な1票を活かすために、法律を変える事などではなく市民レベルでの取り組みで選挙の投票率を上げる方法はないものでしょうか。投票所では投票済証明書がもらえます。この証明書を使った方法でも結構です。
みなさまのアイデアを募集します。岩槻で実効性のあると思われる内容は今後の紙面で報告させて頂きます。
【編集部・奥山】
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