人形のまちならではの企画「押し入れの人形に光を当てる」愛宕神社の拝殿へ向かう石段に、市民から提供された人形による「大雛段」が作られる。今月、平成29年2月25日から開催される「まちかど雛めぐり」に合わせたこの企画は、「しまわれたままのお雛様にふたたび明かりを」というねらいで、各自治会の回覧板で募集されたものである。当初、目標とされていた700体にも及ぶ人形が、周辺住民より提供された。主催する岩槻中心市街地まちづくり協議会の大塚勇会長は「来年以降もオリジナリティのある企画として継続していきたい」と意欲を示す。雛段といえば、毎年夏に行われる「ジャンボ雛段」も目立つが、昨今は、鴻巣や千葉県勝浦市、静岡県袋井市などでも観光の目玉として取り組んでいる自治体も多い。そのような現状がある中、大塚会長は「地域の人たちに喜んでもらえれば」と話す。実際、核家族化やマンションへの引っ越しにともない、押し入れにしまわれたままの雛人形にふたたび光が照らされるとあり 、地元提供者からはたいへん好評なようだ。さらに、募集を開始したのが昨年暮れからだったことから、愛宕神社への来訪者数も例年より格段に上がったという。また、幅1.9メートル、27段からなる石段に並ぶ700体の人形は、配置や固定のしかたなどを岩槻で活躍する人形師により監修される。古くからの伝統が残る人形のまちだからこそできる、きめ細やかな配慮もみどころの一つだ。初日の2月25日には、近隣の白菊幼稚園の園児たちによる鼓笛隊演奏や、地元団体によるよさこい演舞も披露される予定。甘酒なども振る舞われるため、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
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