弊紙「ら・みやび」に岩槻在住の読者の方から、下記内容のお手紙と関係資料の提供がありました。さいたま市岩槻区在住・竹内美英様より。
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『縁あって』昭和61年岩槻市の住民となりました。丸37年の月日が経ち、来年還暦。ふと母の大切にしていた祖父の著書を手に取りました。祖父は藤川公成という名で『へんな兵隊』を執筆。シベリア抑留の様を『いろは加留多』として残しました。昭和55年1月に記された後書に野辺に送った戦友の数、その後も終わらない犠牲者、後遺症等に言及し『私たちは真実を伝え後世の資とする義務がある。私たちの生命を賭した体験と、彼の地に眠る還らざる戦友の慟哭を、一片の悪夢としてはなるまい』と、書き残してしています。
私は政治や信仰心に疎く、人として未成熟でありますが、幸いにも想いを強く生きた祖父の言葉と出会うことができました。
今の時代だからこそ残して伝えたく、ら・みやび様に託しました。何とか生きようとし、守ろうとした言の葉をどうぞご縁があったとお汲み取りいただけましたら幸いです。
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いろは歌留多として新旧2本あり、貴重な資料ですので同じ文字のカルタを新(カラー)旧(白黒)対比の掲載で連載することになりました。
第二次世界大戦の敗戦以降の日本は、戦争に直接参加することなく、幸いな事にこれまでの長い期間平和を享受し繫栄して現在の私たちの生活があります。
戦後教育では、終戦後に国際法でも禁止されているはずの行為で捕虜になって酷寒の地で酷使させられて亡くなった方の話などは学ぶ機会もなく、平和憲法がある日本に戦争など巻き込まれるはずなどない…と、現実の国際状況ではどうでしょうか。
読者のおじいちゃん世代が、実際に感じた事をカルタ形式で残した生の声だと思いますが、感じ方は読者のみなさま次第です。【編集部・奥山】(次号に続く)
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