戦争の記憶 が残る貴重な 「いろは 歌留多」

ふ】不意に射(う)殺れた岡島軍曹

この地獄から出たい、と願望はしていても逃亡という愚挙はできない。
しかし︑ソ連側は常に我々を疑っていたようだ。
その日露天掘作業場で昼休み後に事件が起きた。
昼休みには近くの地方人の家で休む者も多かった。
作業開始となり一足遅れで器材を持って近づいた岡島軍曹に、警戒兵の銃が火を吹いて白雪を血で染めた。


逃亡と判断したというが、目撃者の原田隊長の厳重な抗議も、若き軍曹をよみがえらせることはできなかった。

ふ-無礼な蒙古中尉に荒木は屈せず
  伐採地の蒙古中尉がやってきて荒木に、いきなり×分以内に似顔絵を描け、間に会わなければ射殺する、と拳銃を突きつけ神経質に体をふるわした。「無理だよ」と荒木は悠々とマイペース。
中尉は度々我鳴り杉田通訳は哀願した。
荒木は心の中でキツネか狼の顔を描いていたという。勝負ありだ


【こ】凍りついてる北斗七星

富士登山をしたことはないが、その頂上でもこれほど天に近いとは感じないであろう。昼は灰色の空であっても不思議と夜の空は美しかった。その空に手を伸ばせばとどくような星がきらめいている。放尿しながら見上げる星空には、夢があり、詩があり、科学があった。虜囚の悲嘆を忘れるひとときであった。鮮やかに浮かび上がっている北斗七星には、なぜか生命が感じられた。ふるさとの人々も見ているであろう星は凍っていた。

こ- 小憎らし政治将校の猜疑の眼
政治将校という若輩者が我々の指導・監視役であった。
終戦を迎える三ヵ月前のハバロフスクに集結、徹底的な日本語教育を受け配置されていたという。
各収容所に必ず一名居たということは、最低九百五十名居たことになる。
功名心にかられる彼等の猜疑の目が多くの戦友を不幸に陥れていった。

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