新型コロナの余波 合唱の中止も心が痛む

らうんじ【岩槻】特別編集ページtamakoti

小さいころから音楽に親しみ、音響の仕事や「さいたまトリエンナーレ2016など、アートプロジェクトを機に色々な音楽に出会った私が、音楽との繋がりを綴ります。

先日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けての緊急事態宣言が解除された。
やっと外に出られる。そんな気持ちではあるけど、少なくともこれで終わりというわけではないのが疫病の恐ろしいところである。
みなさんもご存知のとおり、文化芸術系の損害はハンパじゃない。
アーティストしかり、その裏方もしかりだ。
現に、さいたま国際芸術祭は無期限延期になってしまったし、それ以外の大小問わずさまざまなイベントも中止になっている。
でも、それだけじゃない。私の心に少しだけ引っかかっているもの。
それは、私の歌の古巣である合唱だ。
新型コロナウイルスに備えた「三密」のスローガンは、合唱にとってはどストライク。
密閉した空間で、声の響きを頼りに団員が密集して、それぞれの声を聴きながら歌うために密接しているのだから。
ちまたでは、高校野球が中止になったから「高校球児がかわいそう!」なんてことにもなっているが、合唱も例外ではない。
大きな大会の一つであるN H K全国学校音楽コンクールは地区大会含めて中止になった。
もう一つの全日本合唱コンクール全国大会も中止。地区大会は各都道府県の合唱連盟に任せるらしいが、それもどうなるかわからない。
体育会系・文化系問わず、その他の競技も同じように中止を余儀なくされているに違いない。
そうなると一番かわいそうなのは、今年度に卒業を迎える生徒や学生だ。
彼らのことを考えると心が痛い。
だが、これをどんな思い出に変えることができるのか、現場の先生の力量が問われる一年になるのかもしれない。
【うえぽん】

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