2015年3月7日に開通した首都高速中央環状線「山手トンネル」。道路トンネルとしては日本一長い18・2kmを誇ります。ところで、事故や火災に備えての施設はどうなっているのでしょうか?トンネル上部には100m間隔でテレビカメラが設置され、管制室で24時間体制で監視されています。さらに、非常電話は約100mの間隔で設置され、受詩器を取ると自動的に管制室につながります。受話器をとり、通話ランプが点灯してから「故障」「事故」「救急」「火災」のいずれかのポタンを押すことで、管制室に用件が伝わります。非常口は350m以内に1か所設置され、ドアを開けると地上につながる非常階段の入り口となります。階段を上ることが困難な方は、非常電話で連絡すると、係員がSOSと書かれている待機場所まで迎えに来てくれます。消火器や簡単に扱える泡消火栓は約50mの間隔で設置され、施錠されていないため緊急時には誰でも使用することができます。泡消火栓にはホースが75mもあり、かなりの範囲で消火活動ができます。しかしながら、トンネル火災では煙の充満が早くて危険なため、首都高速道路株式会社では「無理のない範囲での消火活動」と早めの避難を呼びかけています。事故が発生して停止する場合は、緊急車両が通れるように道路の中央部を開け、左右の壁に寄せて駐車することが肝心です。また車を置いて避難するときは、鍵を付けたままにすることを忘れてはいけません。「山手トンネルの防災安全」【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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