平成30年1月14日(日)、岩槻駅東口・WATSU内でNPO法人 岩槻・人形文化サポーターズ(代表理事:加藤三郎)の主催で、五節句の一つ「人日の節句」をテーマとするイベントが行われた。五節句は中国から伝わった考え方に日本の宮中行事などが習合したもので、江戸時代の初期には幕府によって「式日」と定められ公武行事として行われていた。人日の節句は陰暦でいう1月7日のことで、この日に旬の生き生きした植物である七草を粥にして食べれば、自然界から新たな生命力をもらえ、無病息災で長生きができるとされた。また、正月は初詣や御神籤引きにみられるように、歳の初めの祈願や縁起担ぎなどの賑やかな祭事が多く行われているが、そのうちの一つとしても定着していた。こうした節句の由来や正月特有の諸行事の要素を取り入れた同イベントでは「七草がゆや、「だるまの絵付け体験」、破魔弓や羽子板の「正月飾り」、張り子の縁起物や木目込人形作りの技法を活かした置物などの「縁起物市」の4つが企画された。なかでも「だるまの絵付け体験」は、絵付けと願い事を書いた短冊をだるまの中に納め持ち帰ることができるため、家族連れの小さいお子さんが大勢参加し、大きなにぎわいをみせた。主催した同法人は、さいたま市立(仮称)岩槻人形博物館(平成32年2月開館予定)を市民の側から支援し、地域のにぎわいを創出することを目的に平成28年2月に設立。平成29年度は、人形文化と五節句を関連付けたソフト事業に取り組み、節句イベントを実施している。【編集部:小澤】
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