災害が頻発しているなか、あなたの自治会では本気の防災訓練をしているでしょうか?
岩槻区では消防署に依頼をすると、AEDや訓練用消火器を使った実践的な防災訓練を指導してくれます。さいたま市では、すべての中学校の校門付近に寄付されたAEDが備えられています。
近隣住民が自由に使うことができるものの、普段から訓練していないといざというときに使いこなすことはできません。
そこで、自治会単位で定期的に訓練することをおすすめします。消防署では成人用の訓練用人形のほかに、小児や乳児の人形も用意しています。
成人より、子どものほうがショックにより心肺停止になる危険は高いので、若いパパさんやママさんも他人ごととは思わずに訓練しておくことが、子どもの命を救うことになります。以前は人工呼吸も重視されていましたが、心臓マッサージだけでも蘇生率が上がることがわかってきました。
写真を見ると、人形の胸が大きく沈んでいることがわかります。
AEDが使え心臓マッサージができる人を増やしておき、交代で心臓マッサージができることが「自助」の次の「近助」につながります。
また、消火器の訓練も忘れてはなりません。
消防署には訓練用に水を詰めた消火器があります。
まず黄色いピンを外し、次にホースを火元に向け、最後にレバーを握り放水。「1ピン、2ホース、3レバー」と体が自然に動くようになるまで訓練することです。
私は近所の人が食べ物をのどに詰まらせ心肺停止になったとき、「救急車が到着するまで、心臓マッサージを続けてください。」と消防に言われ、実際に心臓マッサージをしたことがあります。
さいたま市の上級救命講習まで終了していたことが、実を結びました。さいたま市の訓練は無償で受けられます。次はあなたの番です。
さいたま市防災アドバイザー 加倉井誠
価格:41613円 |
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