岩槻での開校から50年を迎えようとしている東武医学技術専門学校ですが、臨床検査技師という職業の専門性から、地域のみなさまとの関わりが少なく「どんな学校?」とわかりにくい印象があるかと思います。また、病院においても、患者様に臨床検査技師の仕事ぶりを見ていただける業務は限られていることから、社会的認知度が高いとはいえない状態でした。しかし、新型コロナウイルスの世界的流行によって、PCR検査などで臨床検査技師の仕事が多くの方に注目され、私たち教員もその社会的重要性や責任感に、改めて身の引き締まる思いで教育に携わっております。今年も卒業生を送り出す時期になりました。3年生は国家試験に向けて昼夜なく勉学に励んでおります。この“臨床検査技師のたまご”たちが、あと1〜2か月であのコロナ禍で戦う戦場に出向き、患者様のために身を削って検査業務に携わると思うと胸の詰まる思いです。学生たちは、2年生までは学内での講義や実習でしたが、3年生になり、コロナ禍の中、実際の検査業務を体験する病院実習を終了しております。医療現場の状況や検査の流れを知るとともに社会に対する自分の立場を理解し始めております。そして、国家試験と卒業が近づくに伴い、医療人としての自覚と覚悟ができ上がっているように感じております。頼もしく成長した学生たちの巣立ちの日、私たち教員はその後ろ姿に「がんばれよ」と声援を送り見送ります。【東武医学技術専門学校教員 安田富子】
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