2024年6月末、会社の行事で沖縄県に訪問した際、名前とメッセージを即興で書いてくれる書道家のAさんに出会いました。
第一印象でビビッときた私は悩むことなく、「書いてください!」とお願いしました。
Aさんは私たちの雰囲気や動作、会話をした感覚などを元に沸いたイメージを文章にしてくれました。
素晴らしい作品を頂くとともに、Aさんとお話をしている中で特に心に残ったものがありましたので、2つ紹介をします。
一つ目は、「内面は全て行動(表情)に表れる」ということです。
一つ一つの所作、目の動き、言葉遣い、まとっている空気感(オーラのようなもの)は人それぞれ全く違うのはもちろん、同じ人でも状況によって変化するようです。
「外見は心を表すので、相手の心に寄り添うヒントにしてもらえれば」とすごく温かい言葉をおっしゃいました。
日々育児、家事、仕事等で余裕がなければ、子供たちの心が表れているサインを見逃してしまうのではないか。
そんな想いがこみ上げてきました。PTA活動が、保護者自身の居場所になり、ワクワクしあえる仲間とともに満たされる場となれば、保護者と子供たち双方にとって価値あるものになるのではないかと感じます。
二つ目は、「なぜAさんが書道家を選んだのか」ということです。
埼玉出身のAさんはサラリーマン時代に体調を崩し、大好きだった沖縄に移住する決断をされたそうです。
心機一転ということで、自分の周りのものを削りに削ったのちにスーツケースに入っていたのが、少量の着替えと書道セットだったそうです。
体調を崩し、何も残っていないと思っていた自分に残っていたものが書道だったとおっしゃっていました。
一度きりの人生、何が起こるかわかりません。
「これだ!!」と思えるような「Aさんにとっての書道」を子供たちが見つける手伝いを学校、保護者、地域が協力してできればと心から思いました。
これからも子供たちの未来のために、日々邁進してまいります。
【関根麻理】
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